暖かくなったのでツーリングへ

暖かくなったのでツーリングへ

桜を見に明日香村へと一人ツーリング

春が来て暖かくなったら、大阪からの絶好のツーリングスポットが奈良の明日香村です。
周囲を大和三山に囲まれた古代の都、明日香村ですが、今の姿はのどかな田園風景が広がる山里で、都会よりもゆったりした時間が流れているように感じます。

明日香村は夏にも見どころが満載ですが、個人的なおすすめは春です。
桜の木が村中にあるので、春の桜の時期にはどこに行っても絵になります。
石舞台古墳や隣の橿原市にある藤原京跡など、桜と菜の花の競演も見れて春のツーリング先におすすめです。

また、明日香村には桜だけでなくレンゲの花もたくさん咲いています。
レンゲ畑も至るところにあるので、バイクで村をのんびり回りながら撮影スポットを探すのもよいでしょう。

明日香村へのツーリングルート

明日香村があるのは奈良県で、奈良県のなかでも中央に位置しています。
飛鳥時代の史跡が多数発掘されているように、日本が中央集権国家としてスタートしたまさに誕生の地です。

大阪から向かう場合、国道166号線を通って南下します。
まず、「竹内峠」という南河内郡太子町と奈良県の葛城市の境界にある峠に向かいましょう。
この峠は古くから国境として交通の要衝の機能を担っており、伝説では聖徳太子もこの峠を通って明日香と四天王寺を往復したと伝えられています。

竹内峠を過ぎてさらに国道166号線を進むと、見えてくるのが「おふさ観音」です。
おふさ観音は春よりも夏に来たいスポットで、夏場には境内に無数の風鈴が下げられる風鈴まつりをやっています。
おふさ観音を進むと次は本薬師寺跡です。
こちらもホテイアオイで有名なので、春よりむしろ夏の方がシーズンなのですが、ツーリングの際には立ち寄りたいスポットの一つです。

次に県道206号線に入り南下したら、そろそろ明日香村の中心部です。
明日香村の中心部に来たら、国営飛鳥歴史公園の「甘樫丘」に行ってみましょう。
標高148メートルほどのゆるやかな丘で、丘の上から明日香の地を360度見渡せます。
春の心地よい風を受けながら眺める明日香村の風景は最高です。

県道15号線に入り、稲渕の丘陵を進みます。
「キトラ古墳」も必見のスポットで、こちらは高松塚古墳に次ぐ国内で2例目の大陸風壁画の古墳として知られており、運が良ければ壁画そのものを公開していることがあります。
壁画を直接撮影することはできませんが、壁画を見ながら太古の昔に思いを馳せるだけでもとても感慨深いです。

明日香村にツーリングに来たら、絶対に外せないのが「石舞台古墳」です。
日本最大級の石室古墳であり、一説には蘇我馬子の墓ではないかとの説があります。
古墳とバイクを一緒にフレームに収めたいなら、道路の反対側に行くのがおすすめです。
なお、昼間の石舞台古墳もいいですが、夜はライトアップされて幻想的な美しさを醸し出します。

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