東大阪市に住んでいるので「暗峠」に行ってきました

東大阪市に住んでいるので「暗峠」に行ってきました

暗峠の概要

暗峠とは、大阪と奈良の県境にある峠で、標高455メートル、直線が少ないつづら折りになった急勾配が続く坂道です。
国道308号が通っていますが、道が非常に狭く、傾斜もあるため酷道として名を馳せ、特に大阪側からは、麓から峠まで2.5キロにも及ぶ勾配となっています。

急な勾配が続く暗峠の頂上には集落もあり、この当たりの道は石畳になっているのが特徴的です。
江戸時代の郡山藩によって石畳が敷かれたのですが、その理由は急坂である暗峠で参勤交代の時に籠が滑らないようにするためで、国道の道でこのような石畳が敷かれているのは日本では暗峠だけとなっています。

暗峠の特徴

暗峠が有名な理由は、その急すぎる勾配にあります。
大阪府側においては最も急なところで最大勾配31%、さらにその急勾配がS字カーブとなっていますので、初心者が行くと登れずに立ち往生してしまうことも珍しくないそうです。
走行には足をつかずに上がるのは不可能と言われている程きつい坂で、麓から勾配が上がり続ける上に、休めるスペースもありません。
それこそ「酷道」と言われる所以であります。

感想

愛車のバイクに乗って暗峠を攻めてみましたが、さすがに悪名高い酷道だけあって、静岡県のふじあざみラインの比ではありませんでした。
上がって行くのを恐怖に感じるくらい超ド級の急勾配で、しかも国道に指定されている割にものすごく狭い部分もあり、とにかく途中で停まらないように祈りながら上がっていきました。

勾配の中のヘアピンカーブもすごかったですが、なんとか上がりきり、峠にはお茶さんもありましたが入らずに下山しました。
奈良側は下りやすく、意外とすんなり下りれて良かったです。

アクセス方法

暗峠のすぐ東には信貴生駒スカイラインがありますが、出入り口が近くにありませんのでスカイラインから暗峠にはアクセスできません。
大阪からアクセスする時には国道308号から入るか、近鉄枚岡駅から歩いて登る方法となります。

ただし、平日限定で生駒市のコミュニティバスが南生駒駅から終点「暗峠」まで運行しています。

近鉄枚岡駅までのアクセス方法
JR大阪駅からJR環状線・京橋(鶴橋方面)に乗車し、鶴橋駅で近鉄奈良線に乗り換えて枚岡駅で下車。

運賃:JR区間180円、近鉄区間300円。

著者について

tanshinfunin-osaka.info administrator