東京の自宅を離れ大阪で単身赴任生活を送るなかで、家族と過ごす時間がぐっと減ってしまいました。
そんな状況では、息子からの連絡はいつも心を動かされる出来事です。
昨日息子からの電話があったのですが、その瞬間は何か緊急の用事かと思いましたが、内容は息子の進学とこれから始まる一人暮らしについてでした。
息子は自分の将来について真剣に考え、遠く離れた地での大学生活を選びました。
これまで家族として一緒にいた時間が、いかに貴重だったかを改めて感じます。
息子が新しい生活を始めることは彼にとっても大きな一歩ですが、私にとっては心が引き裂かれるような感覚です。
大阪での単身赴任生活に移ってから、家族と物理的に離れる時間が多くなりましたが、逆に心の距離は縮まったように感じます。
息子が実家を出て一人で暮らし始めることで、私たち父子の関係にも新たなページが開かれることになるでしょう。
息子の自立を見守りながら、私も大阪での生活に一層励んでいかなければなりません。
一人暮らしを始める息子に対して私ができることは限られていますが、離れていても支える存在でいたいと強く思います。
彼が抱えるであろう不安や悩みに対して、電話越しでも寄り添うことができればと願っています。
息子の一人暮らしは彼にとっての大きな挑戦ですが、この経験が彼の成長につながることは間違いないはずです。
息子の一人暮らしを支えるために、避けては通れないのが出費の問題です。
一人暮らしをするうえで必要な生活費は、家賃、光熱費、食費、通信費、教材費など多岐にわたります。
これらを踏まえると、息子への仕送り金額をどの程度にするかは私にとっても大問題です。
家賃は地域や物件によって大きく異なりますが、大学がある場所が都市部であればそれなりの額を覚悟しなければなりません。
光熱費や通信費は変動しますが、ある程度余裕を持たせる必要があります。
食費に関しては、自炊の頻度や食生活のバランスを考慮しながら計算する必要がありますが、健康を維持するためにも節約だけに走るわけにはいきません。
教材費や通学にかかる交通費も無視できない出費です。
これらを考慮すると、息子の月額の生活費は全部で10万円から15万円程度になると思います。
奨学金をもらって、息子もアルバイトである程度は自分で稼ぐとしても、月に7万円程度の仕送りは少なくとも必要でしょう。
息子が学業に集中し健康的な生活を送るためには、月に10万円ぐらい仕送りしてもいいかもしれません。
月に10万円も仕送りすることは、家計にとって大きな負担です。
しかし息子の将来のため、また彼が自分の夢に向かって一歩ずつ進むことを支えるために、これは必要な投資だと思っています。
大阪で単身赴任中の身ではありますが、少なくとも仕送りぐらいはしっかりしてあげたいものです。
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