仕事から帰ると、次女から電話がありました。
 なんと、お友だちに誘われてキャンプに行ってきたそうです。
 自然が得意ではない次女が、キャンプに?と思いましたが、親とは違い友だちの力は強力なものです…。
 いろんな経験をしてきたようです。
 今回のキャンプは、都内の小学生が集まるもの。
 知った顔ばかりではなく、違う小学校からも参加するイベントです。
 大人の指導者の方も参加されていたようですが、それでも周りは小学生ばかり。
 お友だちも一緒に参加したとはいえ、次女にとっては緊張する経験だったことは間違いないはず。
 しかし意外にも、次女は父である私にマウントをとってきました(笑)。
 キャンプについて最初にしたことは、テント作りだったそうです。
 そもそもテントで寝たこともないのに、テントというものを知っていたのか?と思いましたが、そこは知っていたようです。
 「お父さん、ペグって知ってる?風で飛ばないように地面に打ち付ける釘なんだよ。」。
 なんと、あの次女がペグを打ちこんだそうです。
 面倒くさがりで、逃げるのが上手な次女が。
 やはり友だちの力ってすごいですね。
 他にもマットやシュラフをテントの中に並べて、友だちと一晩中しゃべっていたことや、川遊びしたことを教えてくれました。
 川ではにじますを捕まえて遊んだそうです。
 都内に住んでいると、そんな経験はなかなかできませんもんね。
 夏休みのいい思い出になったんじゃないかと思います。
 キャンプといえばカレー作り!
 次女もどうやらカレーを作ったらしいです。
 じゃがいも、にんじん、玉ねぎの皮をむいて、はじめての包丁で一口大にカットして。
 お鍋でお肉と一緒に炒めたら、水を入れてぐつぐつ煮込む。
 ご飯は半合にお米を入れて、研ぐところから始めたそうです。
 半合を初めて見て、こんなのでご飯が炊けるのか?と疑問を感じたそうですが、ちゃんと炊けてて感動したそうです。
 ちなみに次女は半合を初めて見たわけではありません…。
 昔家族でキャンプに行った時に、一度半合でご飯を炊いてますからね。
 でも、興味がなかったのか年齢が幼すぎたのか、覚えてなかったんですね。
 初めて自分で作ったカレーは、感動レベルの美味しさだったようで「今度お父さんにも作ってあげるよ」と言ってくれました。
 その約束、忘れないでね。
 お父さんは楽しみにしてるよ。
 自然が苦手だと思っていた次女ですが、お友だちの力で新しい楽しみを発見したようです。
 何事も経験ですね。
 次女にとって大きな成長をした夏休みのキャンプは、一生の思い出に残ることでしょう。
 キャンプが楽しいと思ってくれたようなので、今度は家族で一緒に行きたいな。
 長男や長女がまだ一緒に行ってくれる間に、5人でキャンプに行く計画を立てるとしよう。
 帰省の楽しみがまた1つ増えました。
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